四輪アライメント編(17)
2021年
横浜のタイヤショップアローバからの提案です
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(2021/10/3); 中古購入のシビック・タイプR ユーロ、ステアリングが真っすぐ、でも走りが斜め?おかしい? |
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今年購入したばかり、 シビック・タイプR ユーロ FN2 2011年式 購入当初から走りに違和感があった。 地元のショップで、タイヤを交換し、アライメント調整をしてもらった・・・・でも、・・・・ そのショップからは、 「シビックタイプR ユーロは、アライメント調整が出来る個所は前輪のトーだけです。 ですから、前輪のトー調整をして、ステアリングセンターのズレを治しておきます・・・・」 と作業後のデータをもらい、説明を受けた、そうです。 その結果、調整後は、ステアリングセンターのズレは解決できた、のですが、 走りの違和感は全く変化なし。 走りを良くする、というアライメント調整本来の意味はどこにある?という印象でした。 ショップからもらったアライメント調整後のデータを見ると、後輪のトー角がズレている、ということが判明したのです。 ですが、後輪のトー調整はできない、仕方がないのか? 諦めるしかないのか?、いろいろ考え、ネットで調べてみたら、 シビックではないのですが、同じ機構を持つ別の車種で”調整”をして、走りの改善をしてくれる店がある、ということを知り、 アローバに相談をしてみよう、となったということです。 作業前に、お客様から今感じている車の状態をお聞きし、その状態を体感するために試乗してみました。 試乗で走りを体感した感想を言えば、 走り始めの様子は、真っすぐに走っている!? 思ったより問題はない、クセが強くないのでは?と思う程でした。 ただ、なんか違う?どこかおかしい? 走り始めて少しすると、あれっ?この車、斜めになりながら走っている、斜めだが真っすぐ走っている?・・・ 斜めに走る、という感じは「右を向きながら運転している」、そんな感じでした。 この違和感、どう表現すればいいのだろう? 表現できないもどかしさにちょっと苛立つ感じです。 とにかくそれなりにまっすぐ走り、でも斜めに感じる、変な違和感に首をかしげながらの試乗でした。 調整前に、アライメント測定をしたデータが以下の通りです。 黄色の矢印のところ、ここが問題! 一番下の数値、 「後輪の左は、マイナス0度01分 で、後輪の右はプラス0度20分」 ようするに、車輪の向きだが、左は真っすぐか、僅かに外向き状態なのに、右の車輪は大きく内側に向いている、状態です。 真っすぐ走っているようで走っていない!不安定で、違和感のある走りの原因は後輪のトー角(右側)にある、と判断しました。 後輪のこの問題点を解決できればいいのですが、・・・・・ 2011年式 シビック・タイプRユーロの後輪の足回りは、「トーションビーム式」という構造です。 これは下からのぞいた写真ですが、リアの「トーションビーム式」=これには調整機構が付いていないのです。 先に調整したショップのいう通り、フロントの調整はできても、後輪はできない、というのは確かです。 が、この調整不可のトー角を何とかして解決する、それがアローバの長年の経験を駆使してやってみよう、というわけです。 その詳細は割愛して、あれこれ調整し、試乗しの繰り返しの中で、出来たのがコレです。 後輪のトー角が左右、ほとんど合うようになりました。 気持ちよく整ったことがわかります。 そして走りは、・・・・??? お客様から以下のようなメールを頂きました。 これで結果がわかると思います。
タイヤの見積もり、お問い合わせ メールでは、 arroba@poppy.ocn.ne.jp 電話では、 045-942-8999 アローバのはコチラ |
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(2021/7/13); VW・ユーロバン、欧州車の左流れは仕方ない!・・と、あきらめますか? |
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今回の車はコレ VW・ユーロバンと呼ぶかVW・トランスポーターT4と呼ぶか、それは好みで・・・ で、今回は、車の左流れのこと。 購入してから、ずぅ~っと左流れをしていたが、そのまま乗り続けてきたというお客様。 97年式モデル 総走行距離156,300km 購入してから10年たったというこの車の”クセ”と付き合ってきた、というのですが、今回、タイヤ交換を機に、一度アライメント調整をしてみよう、ということでした。 早速、アライメント測定をしてみました。 その結果が下のデータです。 ずぅ~っと左流れの現象があった、というお客様の感覚の通り、データで見る限りしっかりとそれが表われていました。 上の「キャスター角」も「キャンバー角」もしっかりと”左に流れます!”とわかりやすく語っていました。 欧州車の左流れ、多くの車に似た症状があります。 特に中古購入の場合、その症状は諦めに近いモノ、と受けとられていることもあるようです。 ですが、ほとんどの場合、解決できる!ものなんです。 さて調整ですが、例えば、下の写真をごらんあれ。 フロント足回り(ナックル上部)の足回りの調整は、矢印の部分のボルトを緩め、扇形の溝に沿って動かせばキャンバー角が変わります。 車によって調整箇所の方法・手段は違いますが、ほとんどの車は調整できるのです。 そこの調整をして、キャンバー角を合わせ、キャスター角やトー角調整をしていきます。 その結果がコレです。 アライメント調整作業ですが、単純に左右のタイヤの傾きを合わせれば良くなる、という単純なものではないのです。 わずかな違いでも走りに大きく違いが出る場合があるのです。 ですから、微調整をし、試乗して走りが治っているかどうかを確かめ、また調整、この繰り返しをしながら実際の走りが求めるものになるようにしていくのです。 ハンドルのしっかり感、直進性などのしっくりした感じなど、納得いただけるようにしていくのです。 今回も上手くできました。 欧州車にお乗りの方、中古で買ってそのクセが気になる、というかた、一度アライメント調整をしてみませんか? タイヤの見積もり、お問い合わせ メールでは、 arroba@poppy.ocn.ne.jp 電話では、 045-942-8999 アローバのはコチラ |
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(2021/5/18); SUZUKI・LAPIN、クルマ好きの若者、こんなにいじくりまわして楽しんでいた |
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今回のアライメント調整、久しぶりに楽しい作業でした・・・・その意味は、コレです。 自分で足回りを交換し、 車高は目いっぱい下げ、・・・ とうとう、こんな具合になっても、自分で楽しんでいる。 車高を下げ過ぎてタイヤがフェンダーに干渉、塗装がバリバリ剥げて・・・・・走りづらくなり、自分でタタキ出しをしてました。 ん、なんか変? そうです、ワイパーが1本だけ。助手席側のワイパーを真ん中に立ち上げて・・・・ 更に室内は、こんな具合。 室内には正面に回転計?圧力計?…ピラーには各種メーターが、所狭しと貼り付けてありました。 さらには、 運転席のシートはバケットシートに変更! そして、ギヤはマニアル車、ラパンでは珍しい、ほとんど見かけないクルマでした。 この車、総走行距離は、なんと154,400km! こんなラパンでしたが、持ち主は、なんと23歳という若者でした。 どうしても気になるので、いろいろお聞きしたのですが、18歳で免許取得。 以来、マニアル車に乗りたくて、初めて購入したのが、「レガシーB4」 つづいて、「JA11ジムニー」 「R32 スカイライン タイプM」 「エブリー」 再び「エブリー」 そして、今回の「ラパン」 ・・・・・・結局、23歳にして6台目を今乗っているよいうのです。 クルマ好きの父親の影響もあり、出来る限り自分で整備し、メンテナンス・改造を楽しんでいるというのです。 クルマ離れが言われている昨今、本当に珍しい若者、楽しい話でした。 で、アライメント調整は? 車高を自分で下げ、トー調整など自分流でやってきたが、やはり、一度はちゃんとしたアライメント調整をしてみたい、ということでご来店でした。 測定、調整ですが、それなりに数値は狂っており、それを解決しました。 走りも、もともとしっかりした感じではあったのですが、落ち着いた走りになった感じです。 昔の自分を思い出すような楽しい一時でした。 タイヤの見積もり、お問い合わせ メールでは、 arroba@poppy.ocn.ne.jp 電話では、 045-942-8999 アローバのはコチラ |
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(2021/4/13); VW・GOLF4(R32)、アライメント調整作業+お客様自身の空気圧調整が走りを変えた! |
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今回の経験は、アライメント調整等を通じてお客様のカーライフを快適にする手伝いをやってきましたが、 それにはお客様自身の”研究と努力”と共に進むことが大事、ということを教えられた事例です。 まず、始まりは、お客さまからの以下のような相談のメールでした。
上記の問い合わせに、アローバの返信は、以下の通り。
ご来店後、早速、いつものように試乗して、車の動きやクセなどを感じ取る作業。 2004年式 VW ゴルフ4 R32 走行距離84,300㌔の車。 アローバにご来店される前にも、去年、他店でアライメント調整も行っているようでした。 メールにあったように、「走行中、・・・チグハグな印象」という点、それを耳にしているせいもあって、確かにそんな気がしないでもない。 でも、そう強いわけじゃない。 「特に大きく気になるところが無いけど・・・」という程度のクセでした。 そんな感想を抱きつつ、アライメント調整、試乗、また作業、などの繰り返しで、一日、やりました。 そして、お客様がお帰りになり、数日後、以下のような感想、インプレッションを送ってくれました。
特に大きな問題はない、ただ、ちょっと気になるのです、・・・・ちょっとだけ左に行くような・・・などの、 他人から見たら、気にしなくても!と言われそうな事も、一度、ご相談ください。 案外、特に何にもない、という車でも、測定し、調整してみると走りが変わった!と驚かれることが、ままあります。 試してみませんか? そして、今回のように、自分なりにいろいろ調べ、試みる、そんな努力と店の経験をひとつにすると、融合させると面白い物語が出来るかも、です。 タイヤの見積もり、お問い合わせ メールでは、 arroba@poppy.ocn.ne.jp 電話では、 045-942-8999 アローバのはコチラ |
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(2021/3/13); ホンダ・Nワゴン、「調整」してデータを出せばいい、というだけでなく更に問題解決へ! |
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地元のショップで、 タイヤを新品にして、同時に、四輪アライメント調整もしてもらった、 ・・・でも、どうも車の動きが気になる、ステアリングのセンターが合っていない、・・・気になって仕方がない。 こういうのって、気になり始めるとキリがない?何とかしたい! そんなことでお客様から相談がありました。 2019年式 「ホンダ・Nワゴン」を2020年に購入。 そこで、上の相談のような経験をされたようです。 アローバにご来店前に先の地元ショップに相談をしてみたのだが、 「Nワゴンは、リアがトーションビームで調整が不可、それがズレているのでどうしようもない。ステアリングのズレは許容範囲だと思います」 ・・・・こんな返答だったという。 どうしようもない!? せっかくタイヤを新しくし、アライメント調整までして気持ちよく走れる、と思っていたのに・・・。 トーションビームが原因だとすると、仕方がないのか?・・・・・・ もしかして、この車、事故車だったのかなぁ~・・・・・・ ほんのちょっぴりのステアリングのズレだが、諦めるしかない?・・・ ご来店いただき、さっそくステアリングのズレを確認しながら試乗。 そのズレだが、ちょっぴり左に傾いている、でも、あるときには真っすぐになる? 確かに、気にりだしたら、気になるなぁ~・・・という印象でした。 コチラが測定をした結果です。 コレで見る限り、リアのトーションビームに問題はなさそうでした。 それよりも、調整しているはずのフロントの「トー角」に大きな問題(上の写真の赤色になっている箇所)がありました。 左右とも、大きくアルト側に開いている、ガニ股状になっていたのです。 これがステアリングのちょっぴりの原因かも?ということで調整へ。 調整した結果はこれです。 ここまで出来れば完璧、解決だろう、と思っていたのですが、・・・・そうは行きませんでした。 (ま、こういうことは良くあることで、落胆することはないのですが、ネ) 問題のステアリングセンターのズレですが、これはしっかり残ったまま、でした! フロントのキャンバーなどの調整をしたり、試乗をしたり、・・・こういうことの繰り返しで徐々に核心に近づいていくのです。 そして、タイヤを新品にした、ということからそのタイヤのチェック、装着・取り付け状態のチェックなどもやりながら、微妙な変化を見つけていく、 そんな、地道な工夫をしていく、アライメント調整にも五感を働かせ、第六感でポイントを見つける・・・ 数字には表われない変化を身体で感じていく作業をしました。 この説明はある意味感覚的なので、難しいので省略します。 が、とにかく、改善した筈だということでお客様にお返しすることができました。 このような作業、感覚の分野にかかわる話は、高級車とか輸入車とか、そして軽自動車関係なく大事なことだと思っています。 さて、お客様の感想は? 後日、以下のようなメールが送られてきました。 嬉しい話です。
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(2021/2/25); ABARTH595 Turismo、車高を落として7カ月、新品タイヤがこんな無残な状態に! |
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車は、ABARTH 595 ツーリズモ 今回のアライメント調整のきっかけは、この無残なタイヤでした。 経過は、こうです。 2020年6月、今から7カ月前にミシュランの「パイロットスポーツ4 205/45R17」 4本交換。 その年の8月、ラルグスの「車高調キット」を組む。 その時は、走りに違和感を感じる事もなかったので、アライメント調整はしなかった。 そして、年が明けて今年の1月、車高が低くなり過ぎた感じなので、少しだけ車高を上げるためにご来店。 そこで、初めて、タイヤの内減りを発見! それも度を越えて、危険な状態! そこで、急遽、タイヤ2本を取り寄せ、交換と同時にアライメント調整を行うことになりました。 【調整前の測定値】 上のデータは、フロントの状態です。 上から、「キャスター角」 「キャンバー角」 「トー角」 一番下の「トー角」が最大の問題でした。 左は、マイナス0度22分、 右は、マイナス0度42分 ひどいトーアウト状態、わかりやすく言えば、”ガニ股状態”でした。 タイヤの内減りが起こって当たり前、というか、内側だけを減らしながら走っていた、という感じですね。 そしてこれは、車高調キットを組んで、車高を下げた時に起こる典型的なケースです。 【調整後のデータ】 データの一番上の「キャスター角」だけは、どうしようもありませんが、下の二つは、ほぼ完璧! これで、タイヤの内減りはなくなるでしょう。 それだけではなく、走りそのものも、無駄な抵抗(内側をこすりながら走る、という)がなくなったことで軽快になったことと思います。 やはり、車高を落とした時は(上げた時も)、アライメント測定・調整を行うことを忘れずにすべき、ということを実感でした一日でした。 今後の教訓のために、もう一度、はずした前輪タイヤ2本を並べてお見せしましょう。 タイヤの見積もり、お問い合わせ メールでは、 arroba@poppy.ocn.ne.jp 電話では、 045-942-8999 アローバのはコチラ |
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(2021/1/28); Chevrolet C-10、26万㎞走行しているからこそ! オーナーの喜ぶ顔を思い浮かべながら・・・ |
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今回の車は、これでした。 1982年式の「シボレー C-10 トラック」 走行距離は267,400km ゴムブッシュ類を交換したのでアライメント調整をして欲しい、というクルマ屋sんからの依頼でした。 ゴムブッシュを一通り交換しただけ、ということなので走りの状態を確認する、 というより調整前の状態確認のためアローバ周辺を軽く流してきて、測定に入りました。 測定結果はコレです。 当然というべきか、キャスター角、キャンバー角、トー角、すべての数値が左右バラバラ、一目で”調整し甲斐がある”という感じです。 最近でこそあまり見かけなくなったChevrolet C10 ですが、まだ私が20代、30台頃でしょうか、アライメント調整でよく入庫していました。 こういうアメ車は大好きなので、懐かしもあり、親しみ深い車のひとつです。 年代物のアメ車ですが、これからも現役で輝いてもらうためにシッカリ調整していきたい! 車の下は、・・・・ オイル漏れなどもあったのでしょう、それらしい痕があり、赤茶けて色づいたサブフレームやロアアームなど、39年の月日が経った歴史を感じます。 コレ雰囲気が車らしくて良いのです! 車内は奇麗な状態ですし、荷台も奇麗で、定期的に手入れしている様子が伝わってきました。 タイヤの状態は、修理前の走りを状態を物語ってくれていました。 左前のタイヤの内側です。 内減りになっているのが分かります。 こういう車のクセをつかむことがアライメント調整で大事なことで、 メーカーの基準値ではなく、現在の車高や足回りの形状、走りやハンドル、ボディから伝わる”訴え”を感じ取ることができます。 そして、車の持ち主が大切にしているであろうし、喜ぶ顔を思い浮かべながら作業をします。 そして、なんどかあれやこれややって、出来たのがこのデータです。 細かな数値の解説は抜きにして、今回の仕上がりでこれからもしっかり乗っていけることは確かでしょう。 調整後のシボレーC10 が、・・・・ 不思議と元気で、明るい顔をしているように見えるのは私だけ・・・!! タイヤの見積もり、お問い合わせ メールでは、 arroba@poppy.ocn.ne.jp 電話では、 045-942-8999 アローバのはコチラ |
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(2021/1/8); ランクル70、四駆らしいタイヤに交換して喜んでいたが、左流れが始まった・・・ |
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今年、2021年初めてのアライメント調整作業でした。 今回の車は、ランクル70=Land Cluiser 70 (歴史的に見ても、この車の出来はトップクラスの頑丈さで人気が続いているようですね) ご来店の経過は以下の様でした。 2017年式を数千キロの時に購入。 購入当初から特に問題も無く乗っていました。 昨年2020年12月 走行距離16,000㌔ぐらいの時 四駆らしくオフロード車っぽくなって雰囲気は大満足! 何とも残念な回答だった様です。 それでは、左流れの原因を探っていきます。 今年も、皆様のお悩み解決へと探って参りますのでよろしくお願い申し上げます。 |
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(2021/1/7);あけましておめでとうございます 本年もよろしくお願いします |
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2020年1月7日~2020年11月12日 |
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2019年1月5日~2019年8月28日 |
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2018年1月30日~2018年10月11日 |
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2017/1/16~~2017/12/16 |
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過去の(1)~(12)はデータ膨大なため省略しました |