2年ほど前に購入したシボレー・アストロ・バン 2WD (2002年)

購入した時からすでにステアリングセンターは右に大きく傾いたままだった。
そこで、購入店でアライメント調整を行ってもらった。 でもステアリングセンターは傾いたまま。ようするに治っていなかった!
仕方なく我慢して2年乗ってきたが、センター位置は狂ったままに加えて左流れもだんだんひどくなり、我慢できずに地元のショップで
2度目のアライメント調整を行った。
その結果、・・・・・
ご覧の状態! 右に傾くこと45度!

ステアリングがここまで傾き、更にはまっすぐ走ることもできず2年間、ストレスがたまる一方だった(>_<)。
そこで友人に相談したら、「以前、アローバという店でアライメント調整をしたことがある、そこに相談してみたら!?」ということだった。
そこで、今回のご来店でした。
「先日、地元ショップで行った時の説明では、フロントのトー角は調整できました」との事でしたが、見た通りハンドルの傾きはこんな調子、
走りの方もほとんど変わっていなかった。
ということで、作業に入る前に試乗と測定をしてみました。
その時のデータが以下の通りです。

コレを見ると確かにトー角(上のデータの一番下)は左右そろっている感じですが、基準値を外れて前すぼみ=内股状態です。
一番上のキャスター角は左右とも基準値を外れ、その下のキャンバー角は左右差が大きくなっている状態でした。
そこで、このそれぞれの調整にかかり、その過程でステアリング調整もやって行きます。
その具体的な様子は複雑なので省きますが、調整ポイントは以下の写真です。
【前輪の左側】 ・
・

【前輪の右側】 ・
・

上の4枚の写真でおわかりのように(?わからない!・・ですよね)、
キャスター角、キャンバー角、トー角の調整するための場所は見づらい所にあり、作業するにもスペースが狭く、いろいろな工具をとっかえひっかえしながらしなければならないのです。
結局、長年の経験がないと難しい気がします。
そして、調整し試乗し、また調整し作業する・・この繰り返しをやりながらになります。
その上、コレが必要!!
・
アストロなどのアライメント調整には、このような車種別の調整用シム/Shimが必要です。
国産ではほとんど使うことはないのですが、米車、欧州車では多くの場合必要となります。
調整には、わずか1mm程度の厚さの変化が傾きを大きく変えます、結果、走りにが変わります。何度も何度も入れ替えながら、の作業です。
そうこうして終わった結果のデータ側がコレです。

これで、ハンドルのセンターが出て、走りも大きく改善されました。
苦労しますが、出来上がると嬉しいです。
タイヤの見積もり、お問い合わせ
メールでは、 arroba@poppy.ocn.ne.jp
電話では、 045-942-8999
アローバの はコチラ
|